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Your search : [ author:取材·構成 貴田直次郎 え 劉偉] Total 916 Search Results,Processed in 0.110 second(s)
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1. 広西 南国風情 ①南寧
南寧市は、広西チワン族自治区の主都。「南国風情」をたずねて、南寧―柳州―桂林―陽朔とめぐります。チワン族をはじめ十二の民族が住む自治区は、西江を経て珠江の流れに合流するいくすじもの川が盆地をうるおす緑ゆたかな土地。地質時代には海の底だった地勢は、典型的なカルスト地形で知られます。ひとり「桂林山水」に限らず、自治区内には、奇峰や鍾乳洞が無数に散らばり、奇観絶景のかずかずをつくり出しているのです。自治
Author: 取材·構成 貴田直次郎 え 劉偉 Year 1990 Issue 3 PDF HTML
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2. 南国風情②柳州
唐宋八大家のひとりで、韓愈と並び称される唐代の名文家·柳宗元の終焉の地が、ここ柳州。唐代には僻遠の地とされ、政治改革に失敗した柳宗元は、湖南の永州へ、さらには柳州へと流され、生涯の最後の三年間を、柳州刺史(地方長官)として送ったのでした。嶺樹は重なりて千里の目をさえぎり江流は曲がりて九廻の腸に似たり柳宗元は、柳州の地勢をこう詠(うた)っています。―カルスト地形の奇岩怪石が、街を囲むようにそそりたち
Author: 取材·構成 金田直次郎 え·劉偉 Year 1990 Issue 4 PDF HTML
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3. 広西 南国風情 ③桂林
桂林山水甲天下旅遊客人睡地上けっして冗談ではなく、ほんの四、五年前までは、あこがれの桂林にやってきたものの、泊るに泊れないホテル不足、それでベッドが空くまで、ロビーでごろ寝というそんな場景があったものでした。それで、「桂林の山水は天下に甲たり、旅行のお客は床(ゆか)に寝たり」という対句が、ため息まじりに交されもしたのです。様相は、すっかり改まりました。外国資本を導入した現代的なホテルが、それこそ雨
Author: 取材·構成 金田直次郎 え 劉偉 Year 1990 Issue 5 PDF HTML
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4. 広西 南国風情 ④灕江
灕江夢―さながら夢のようにも繰りひろげられる大自然のパノラマ。一面の霧に見え隠れする峰々を初めて航空撮影でフィルムにおさめた久保田博二さんは、
Author: 取材·構成 金田直次郎 え 劉偉 Year 1990 Issue 6 PDF HTML
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5. 広西 南国風情⑤陽朔
灕江下りの終点が陽朔(ようさく)。遊覧船は、碧蓮峰(へきれんほう)山下の埠頭に旅客を降ろすと、空(から)のままで竹江埠頭に戻ります。旅のおわりの遊覧船浮きつつ遠くなりにけるかも灕江の青い水に白い航跡を残して遠ざかる遊覧船を眺めながら、旅情にひたるのが筋なのですが、パック旅行の強行軍は、そんなあなたの夢を破って、先へ先へとすすめられてしまうのです。あわただしく買い物、せかされて帰りのバスへ。陸路桂林
Author: 取材·構成 金田直次郎 え 劉偉 Year 1990 Issue 7 PDF HTML
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7. 孫悟空が導いた人生
北京京劇院の『三国志演義·竜鳳呈祥』の公演のため、日本に里帰りしていた石山雄太さんに会った。彼は、外国人初のプロ京劇俳優である。石山さんは小学生の時、テレビ番組で京劇を偶然目にした。それは山東省京劇院の白雲明さんが主演した孫悟空の劇『孫悟空大あばれ』で、すぐにその場に釘づけになった。数日後でも、歌あり踊りありのシーンや、孫悟空の生き生きとした姿が、脳裏から離れなかった。これをきっかけに、石山さんは
Author: 取材 構成·東京支局 張哲 Year 2002 Issue 11 PDF HTML
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8. 神筆の馬良
むかしむかし、馬良(ばりよう)(マー·リヤン)という子供がいました。お父さんやお母さんにはやくから死にわかれ、ひとりで薪とりや草かりをしてくらしていました。馬良は生れつきかしこく、それに絵がなによりもすきで、絵をかきたいと思わぬ日はありませんでしたが、貧乏のため、筆一本買えませんでした。ある日のこと、塾の前をとおりかかつた馬良は、塾の先生が絵を描いているのを見て、矢も楯もたまらず、そのままつかつか
Author: え·張光宇 Year 1958 Issue 1 PDF HTML
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9. 錦のゆくえ
これは中国の少数民族、チワン(僮)族の間につたわるお話です。むかし、ある大きな山のふもとに一軒のあばら家がありました。そのあばら家には夫に先立たれた一人のおばあさんと三人の息子が住んでいました。おばあさんは錦織りがたいへん上手でした。おばあさんの織つた錦の模樣は、花でも小鳥でもみんなほんものそつくりです。おばあさんの家では、その錦を賣つてくらしを立てていました。その日もおばあさんは手織りの錦を賣り
Author: え·顔梅華 Year 1958 Issue 4 PDF HTML
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10. 中国の印象
私の中国訪問は、一九五四年十月、国慶節のお招きを受けて、約一カ月、中国各地を訪問したのが最初で、今回は二回目です。五年半ぶりにみる中国は、北京はじめ、各地とも、大建築が完成し、面ぼうを一変していてその躍進ぶりには、眼をみはらざるを得ないわけですが、二回の訪問を通じて、私の受けた印象を、一言でいえば、中国は、婦人にとつての、正に天国だということです。人間の表情が柔和で、しかも非常に明るい。子供は、人
Author: 齊藤きえ Year 1960 Issue 8 PDF HTML